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AI開発福岡ブログ:外部データ×AIでビジネスはどう変わる? ― CORE20によるデータドリブン経営の実践

2025/10/03

企業が蓄積するデータは年々増えていますが、「データを活かしきれていない」という声は今でも多く聞かれます。売上データや顧客データは蓄積されているものの、分析が難しかったり活用の場面が限られたりして、実際の意思決定に結びつかないケースが多いのです。

その一方で、外部データ――たとえば気象、人口動態、人流、小売指数など――の活用が進むにつれ、データ活用の可能性は一気に広がっています。AIと外部データを組み合わせることで、企業の判断精度は大きく変わるからです。

AI-XENONが提供する CORE20 は、この外部データを体系的に収集・整理し、AIとシステムに連動させるための基盤です。本記事では、外部データを活用する意義と、CORE20がどのようにビジネスの価値を高めるのかを具体的に解説します。


■ 1. なぜ今、“外部データ”が注目されるのか

企業内に蓄積されているデータには限界があります。売上、顧客、在庫、勤怠など、確かに重要なデータではありますが、それらだけでは「変化する環境」を十分に捉えられないからです。特に、需要予測や人の行動、季節変動の影響を受ける業種にとって、社内データのみでは判断が不十分となる場面が多くあります。

たとえば、売上は天気や気温によって大きく変動します。人口の転入・転出によって需要が変わる地域もあります。交通量が増えれば飲食店の来客も変わります。このように、外部の環境データは企業活動に直接的な影響を与えているにもかかわらず、従来は取得や分析が難しく、十分に活用されていませんでした。

しかし、APIによるデータ取得やAIによる分析の進化により、外部データを日常的に活用できる環境が整いつつあります。CORE20は、この新しいデータ活用の流れを企業の実務に落とし込むための仕組みです。


■ 2. CORE20とは何か

CORE20は、AI-XENONが独自に整備した「外部データ連携基盤」で、天気、気温、湿度、紫外線、花粉、人口動態、交通量、小売物価指数など、20種類以上のデータをAPIで自動取得し、整形して蓄積します。

個々のデータを企業ごとに手作業で集めるのは手間がかかり、形式もバラバラで扱いが難しいのが現実です。CORE20では、それらを統一フォーマットに変換し、AIモデルで扱いやすい形に整備します。これにより、AIの学習データとして活用しやすくなるだけでなく、BIツールやダッシュボードでの可視化も容易になります。

つまりCORE20は、「外部データの収集・整形・蓄積」という、企業が最も苦手とする“土台部分”を引き受けることで、データドリブン経営へスムーズに移行できる基盤となるのです。


■ 3. 外部データ×AIが生み出す価値

外部データとAIを組み合わせると、企業の意思決定プロセスに大きな変革が生まれます。

たとえば小売業では、天気と気温の変動によって商品の需要が大きく変わります。これを過去データと組み合わせて学習させることで、AIは予測精度の高い需要予測を行えるようになります。店頭の陳列や在庫管理が変わるだけでなく、発注量の最適化にもつながります。

訪問看護やフィールドワークを行う事業では、天候の急変が業務に影響します。CORE20の気象データとスケジュールのデータを組み合わせれば、AIがルートや訪問順序を最適化し、リスクの低い業務計画を提示することができます。

また、人口動態データを活用すると、新規出店やエリア戦略の精度が大幅に向上します。地域の転入・転出をAIが予測し、未来の需要エリアを可視化することで、投資判断に大きな影響を与えることができます。

こうした活用例はほんの一部ですが、共通して言えるのは、外部データを活かすことで「見える世界が変わる」ということです。従来なら勘や経験に頼っていた意思決定が、データに基づく合理的な判断に変わり、予測可能性が高まります。


■ 4. CORE20がもたらす技術的メリット

CORE20の強みは、単に外部データを取得できるだけではありません。技術基盤として、AIモデルやシステムと連動するための仕組みが整っています。

API経由で取得したデータを自動的に正規化し、データベースに蓄積することで、AIが扱いやすい形式に整えられています。モデリングや推論に必要な特徴量も、データの更新に合わせて自動生成されるため、AIモデルが常に最新の環境情報を反映した状態で動作します。

また、XENON40との組み合わせにより、外部データの変化をリアルタイムに業務システムへ反映する構造も実現しています。これにより、システムの画面上で直近の天気や人流を元にしたAIの予測が見られるなど、業務に直結した価値を提供できます。


■ 5. 外部データ活用が企業にもたらす効果

外部データを活用したAI活用は、単に“便利な予測”を提供するだけではありません。企業の業務そのものを変革する力があります。

まず、意思決定がスピーディで精度の高いものになります。担当者の経験や直感に頼るのではなく、データが裏付ける予測を参考にできるため、判断の質が安定します。

さらに、業務効率も大きく改善されます。たとえば需要予測が正確になれば、在庫の過不足が減り、無駄な発注や欠品が少なくなります。訪問スケジュールの最適化は、移動コストの削減につながり、労働時間を効率化する助けになります。

最後に、データ活用文化の定着が進みます。外部データとAIを日常的に使うことで、「感覚ではなくデータをもとに判断する」文化が社内に広がり、組織全体の意思決定レベルが底上げされます。これは長期的に見れば、企業の競争力に直結する重要な要素になります。


■ おわりに

外部データは、これまで扱いづらさから十分に活用されてこなかった領域ですが、AIの進化とデータ連携基盤の整備によって、その価値は飛躍的に高まっています。CORE20は、外部データを“使える形”に変換し、AIとともに企業の実務へ融合させるための基盤です。

企業の判断は環境要因に大きく影響されます。だからこそ、外部データを活かしたAI活用は、企業に新しい視点と可能性を与えます。これからのデータドリブン経営において、外部データの重要性はますます高まっていくでしょう。

次回以降のブログでは、具体的なユースケースや、実際にどのようにAIモデルへデータを組み込むのかといった技術面についても紹介していく予定です。

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