AI開発福岡ブログ：AIとRAGがつくる組織記憶 – 会社の知識を永続化する仕組み
2025/10/26
企業には多くの知識が存在しますが、その多くが個人に属しています。
ベテランの経験、新人への指導内容、失敗したときの判断理由、過去の重要な議事録。
これらが統一的に残らず、属人化してしまう企業は非常に多いのが現実です。
AIとRAGを組み合わせることで、この問題を根本的に解消できます。
XENON40は、そのために作られた基盤です。
■ 1. 組織記憶とは何か
組織記憶とは、企業全体の知識を一つの大きな頭脳としてまとめ、必要な瞬間に取り出せる状態のことです。
過去の判断
業務の背景
顧客対応の経緯
専門知識
注意が必要なポイント
暗黙知に近いニュアンス
これらがまとめてAIに蓄積されます。
■ 2. RAGは文書を知識に変える
単に文書を保存しているだけでは、知識を活かすことができません。
RAGは文書を理解し、必要な部分だけ抽出して回答に利用します。
文章全体を参照しながら、回答に必要な文脈を組み立てるため、質の高い応答が可能になります。
■ 3. XENON40は知識が自然と溜まる
XENON40では、仕事で入力された情報のほとんどが自動でナレッジ化されます。
日報
顧客対応メモ
会議の音声
生成した議事録
マニュアル
過去の判断ログ
こうした情報が自然に集まり続けるため、知識が減ることはありません。
■ 4. 組織記憶が生む成果
組織記憶が整うと、企業の強さが目に見えて変わります。
新人教育が速い
判断の質が安定
引き継ぎで混乱しない
同じミスが減る
業務が標準化される
ナレッジが最新状態で保持される
属人化が解消される
企業の知識は大きな資産です。
■ 5. CORE20で外部環境も記憶できる
CORE20が取り込む外部データによって、企業は環境そのものを記憶できます。
地域の人流
気温
物価やトレンドなどの変動
人口動態
SNS上の反応
これらを記録することで、企業は外の動きまで理解しながら判断できるようになります。
おわりに
AIとRAGによって企業の知識は半永久的に残り続けます。
XENON40は、企業の知識を守り、活かし続けるための基盤です。
